入居者様の希望を担当職員がききとり、願いを実現するお手伝いをしようというこの企画。
今月の出来事をご紹介します。

宮の里に入居されている方々は、それぞれ介護上、家庭上のさまざまな理由があって移られて来ています。
しかし、多くの方が口にするのが「家にかえりたい」という言葉。
わたしたち施設職員は宮の里が、自宅には及ばなくても、その次に居心地がよいと思ってもらえるように日々取り組んでいます。

今回は家の様子を見てみたいという願い。
宮の里に入居されてから初めての帰宅です。
ご家族と相談し、ご協力を依頼して当日を迎えました。
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担当職員と2人で出発!
昼食前のお薬があるため、宮の里ちかくのお寿司屋さんでご家族と合流し、看護師さんに投薬してもらいました。
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好きなネタを握ってもらい、「こりゃあうまい!」と
お寿司のおいしさと久しぶりに家族と食べる喜びが重なり格別な昼食となりました。
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そして、待ちに待った自宅へ。自宅やまわりがどんな様子になっているのかとても気にされていました。
自宅までの道中も助手席で道案内して下さり、「あそこがうちの田んぼだよ」「あぁ木が切ってあるわぁ」とお話しして下さいました。
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田んぼや畑、木や花などを愛おしそうに眺めながら、ご家族との思い出話に花が咲きました。
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この翌日からは「帰りたい」ではなく、「あれは見せたんだっけ?」「次行った時はあれ見せたいなぁ」とお話しすることが増えました。
ご家族からも思い出話を聞くことができたので、今後の支援に活かせればと思います。
お土産にいただいたキュウリとゴーヤの苗を居室の外側で育てています。
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ご自宅というプライベートなところにご一緒させていただき同じ時間を共有できたことに心から感謝申し上げます。

特養 あおぞら介護職員 安井亜由美