介護職は腰をいためやすいというのは以前から言われていますが、特に最近はご利用者(特に男性)の体格がよくなっており、移乗などの身体介護による負担は大きくなっています。
宮の里ではノーリフティングケア(持ち上げない介護)を推進し、職員が健康に長く働けるとともにご利用者にも恐怖感や負担を与えない移乗介助をめざしています。
器具があっても使いこなせなければ意味がありません。
まだまだ「ヨイショ」と持ち上げた方が早いという職員もいますが、器具を使い、慣れて習慣にしていくのが大切です。
今回は、内部研修でスライディングボードを使用した移乗方法をおさらいしました。
スライディングボードをお尻の下に入れて、車イスからベッドへの移乗を行います。
上に持ち上げずに、横にすべらせるコツを実際にやってみて覚えます。
入職して間もないパート職員からベテランの正職員まで、一緒にわいわいと学びました。
少しずつ必要な物品をさらに整備しつつ、職員のノーリフティングスキルも上げて、持ち上げないのが当たり前になるように継続していきます。