介護人材の不足や、介護業務の身体的な負担は業界だけでなく、社会全体の課題になっています。
現在は技術の進歩により、介護機器も職員の負担軽減につながる高性能なものが多くあります。
宮の里では可能な限り機械浴ではなく、家庭と同じ一人浴槽で入浴して頂けるように介助していますが、身体の状態によっては機械浴の方がご本人にとっても楽に安全に入浴できる場合があります。宮の里の機械浴は開設当初から使用している物でしたので、今回オージー技研製「ジュスト」という機器を導入いたしました。
電動ストレッチャーはもちろん、チルト機構、体位保持のポジショナー、噴流、ストレッチャー台のウォークスルーなど、介護負担軽減と安全設計が施された最新機種です。
また、モルテン製のエアマット「オスカー」も導入しました。
この製品は自動体位変換機能がついていて、あらかじめ設定した方法で空気圧によって自動で体の向きを変えたり、圧力がかかる部分を変えてくれる優れものです!
少しわかりづらいですが、右側が高くなってご利用者様が左向きになっているところです。
機械に任せきりでなく、あくまで職員が状態を確認した上で介助するのは当然ですが、こうした機器を活用することで前述した様々な課題への負担軽減を期待しています。